前回「錆との闘い4-防錆塗料な日々-」の続きです。
錆対策5回目になります。終わりが見えませんね・・・


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今回は施工が難しかった、フレーム&ボディ内部の錆対策です。

大まかに、
  • フレーム&ボディ内部の錆の状態
  • 錆止めの施工方法
について書いていきます。

1.防錆塗料を施工中に気づいてしまったフレーム&ボディ内部の錆

作業を進めていく中で、フレームやボディの中にやけに土や砂が入っているのが気になりました。錆も酷いし、海の中でも走ってたのか?と思う程でしたので、ホースを突っ込んでできるだけ洗い流しました。場所によってはタガネでボディをめくって土をほじくり出しました。

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フレーム内部はホースの先に100均のトイレ掃除用のブラシをくっつけて汚れをかき出します。すると出るわ出るわ、錆がいつまでも出てきます。写真に写っているのはごく一部で、水抜き穴から出ないくらいの大きさの錆の塊が内部に大量に堆積していました・・・錆が水抜き穴を塞いでさらに錆を誘発していたようです。
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フレーム内部を覗いてみると隅々まで錆びている様子が見て取れます。
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そして、ボディの錆で一番気になっていた、運転席後部のボディマウント部の錆をどうにかして対策しようと運転席後部のカーペットをめくるとひと際錆が酷い箇所を発見しました。
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何の躊躇もなく切っていきます(笑)
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すると、ご対面です。
錆の根源であるボディマント上部に辿り着きました。ネットで探してもこの部分がどうなっているのかは中々出てこないと思います。この部分は完全に中空になっており、助手席側まで空間で繋がっています。ボディマウント付近に水抜き穴が開いており、そこから泥水や融雪剤が入り込み、抜けることなく蓄積し、ボディを内部から腐らせたようです・・・
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錆を掻き出すとここだけでこの量です。ボディマウントはもはやスカスカで全くボディを支えていません。どうやって補修しようか途方にくれます・・・(補修方法は後で書きます。)
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↓ボディマウントの上部の空間。
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↓運転席のボディマウントと助手席のボディマウントを繋ぐ空間を眺めた様子。
当然ながら錆が進行しています。皆さんのジムニーは大丈夫でしょうか?ボディを切らなくてもリアシートを外せばシート取り付けボルト穴からアクセスできますので、スプレー式の防錆剤を噴射しまくることをおすすめします。
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2.フレーム&ボディ内部の防錆塗料施工方法

フレーム内部の広大な空間にどのように防錆塗料を施工するか悩んでいた時に、車のレストアを趣味としている航空整備士の知り合いから良い情報を聞きました。それは、「フレームに開いている穴を全て塞ぎ、防錆塗料を流し込んで満たす」というものでした。早速、真似してみます。
まずはフレームの水抜き穴をテープで塞ぎます。

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ラストボンドをフレーム内部を満たせるくらいの量を買うと、ちゃんとしたジムニーが買えるくらいの金額になってしますので、ホースを付けたシリンジでなるべく広範囲にラストボンドを注入し、ホースや園芸用の支柱を取り付けた柄付きブラシでフレーム内部に塗り広げる作戦で行くことにしました。
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結論から言うと、やや微妙でした・・・ラストボンドの量が少なすぎて、フレーム内上部にはあまり塗布できませんでした。施工できなかったところには、「KURE スーパーラストガード」にロングノズルを付けてたっぷり噴射しておきました。パイプフレームやボディの中空部も同様に施工しましたが、狭い空間だったからか、こちらはまずまずでした。
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ボディマウント部にもラストボンドをたっぷりと塗りたくりました。
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結局、防錆剤だけで2万円近くもかかってしまいました。
雪国で融雪剤がバンバン撒かれる地域ですので、錆止め効果のその後も今後書いていきたいと思います。

今回、錆の状況を確認して見て改めて思ったのは、泥や融雪剤、水分などが流れずに留まってしまう場所はとにかく錆やすい!ということでした。こまめに洗車をして、そういった原因を洗い流してしまうということが大事だと思います。皆様もこのジムニーのようにならないようにお気をつけください。

次回はFRP施工について書いていきます。


続く↓ ↓ ↓
錆との闘い6-FRPで顔面修復-


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