ジムニー(JB23)レストアの続きです。30万キロを目指すブログなのにここまで全然走れていません・・・
前回「クラッチ交換1-ミッション降し編-」の続きを書いていきます。
★★★↓↓↓ブログ記事一覧↓↓↓★★★
・ジムニーJB23をヤフオクで現車確認せず落札…
・落札したジムニーJB23は、不具合だらけ…
・錆との闘い1
・錆との闘い2-武器の紹介ー
・錆との闘い3-ケレンな日々-
・錆との闘い4-防錆塗料な日々-
・錆との闘い5-フレーム&ボディ内部の錆止め-
・錆との闘い6-FRPで顔面修復-
・錆との闘い7-ボディマウント補修
・クラッチ交換1-ミッション降し編-
・クラッチ交換2-格安部品交換-
・足回り補修
・要注意!排気バルブが割れている時の排気音
・バンパーカット&ナンバー移動
・車検不合格
・エンジン分解整備1-エンジンヘッドカバー・オイルパン取り外し-
・エンジン分解整備2-オイルポンプケース(タイミングチェーンカバー)取り外し-
・エンジン分解整備3-シリンダーヘッド取り外し-
・ジムニーでタイヤのビード落とし、からのタイヤ手組み
・車中泊用シェードをプラダンで格安DIY
★★★↑↑↑ブログ記事一覧↑↑↑★★★
何とかミッションを降ろすことができましたので、ダメになっている部品を変えていきますが、普通じゃ面白くないので、下記のとおり可能な限り安く済ませていきます。
まずはクラッチ本体とフライホイールを外していきます。
↓クラッチカバーの板バネはこの部分が折れたようです。
エンジン側にちょうど良い穴が開いているので、そことフライホイールにボルトを2本かけて回り止めをします。
さくさくっと外していきます。ミッションを外した後なので何てことはありません。
クランクリアオイルシールからはオイル漏れはありませんでしたので交換はしていません。同様にパイロットベアリングもスムーズっだったので交換していません。(後になって、交換しておけばよかったと激しく後悔しております・・・)
外したクラッチディスクを見てみると、摩耗が限界まできており繊維が飛び出してきています。摩耗に加えて破損した部品で削られたものだと思われます。
あちこちに傷跡が残されています。
写真に撮り忘れましたが、ヤフオクで1,500円で買った中古クラッチは16万キロ走ったとは思えない程、摩耗も少なく程度が良いものでした。
2.中古クラッチ取り付け
破損したクラッチを取り外したら、中古クラッチを取り付けていきます。クラッチ交換で重要なのはクラッチの芯出しです。芯出しとはクランク・クラッチディスク・クラッチカバーの中心を揃えることで、これが出来ていないとミッションが上手くはまりません。
お金持ちは芯出し用の工具を使いますが、貧乏人は知恵を絞り出すしかありません。色々試してみたところ、クラッチディスクの穴は12mmのソケットがぴったりでしたので、ドライバーに12mmのソケットを差し込み、ガムテープをぐるぐる巻きにして微調整を繰り返して芯出し用ツールを自作しました。
これを使って芯出しした結果、ミッションは一発ではまりました♪
3.ミッションリアオイルシール交換&清掃
次にオイルが滲んでいたミッションリアオイルシールを交換していきます。が、全然外れません・・・マイナスドライバーとハンマーでこじりまくった結果、ミッションケースに傷が入ってしまいました・・・
↑写真はやすりでだいぶ滑らかにした後ですが、くっきりと溝が入ってしまいました・・・
外したオイルシールです。中心部は鉄製のリングが入っており、それを変形させないと全く取れる気配がありませんでした。
オイルシールはケチらずに新品純正部品です。品番は「24780-79001」でした。
新旧比較。新品は良いですね♪
さて、これを打ち込んでいきますが、真っすぐ入れる必要があります。斜めになるとオイル漏れの原因になります。しかも内側が外側よりも高くなっているので、ハンマーなどではゴムが痛みそうです。そこでまたもや貧乏スペシャルツールの登場です。
何とこの塩ビパイプがジャストサイズです!ホームセンターで200円くらいだったと思います(はっきりと覚えていません)。
専用品であるかのように、内径も外径もぴったりです。
一切傷つけずに真っすぐ打ち込めました。
レリーズベアリングも外して清掃し、隙間にグリスをたっぷり押し込みました。
ミッションケースやブラケットなどもきれいにし、錆びているところはラストボンドを塗った後に塗装しました。
清掃前①
清掃後①
清掃前②
清掃後②
新品同様です。
↓ついでにミッションが外れてすっきりした部分もラストボンドとシャーシブラックを施工しました。
すっかり見違えるようになりました♪
4.ミッション組付け
あとは降ろした時と逆の手順で組付けていきます。必死なので写真はありません。降ろすのに比べると特に難しいところはありませんでした。
いきなり組み上がりです。次に外す時に外れやすいように、ボルトやナット、合わせ面などにアルミグリスを塗りこんでおきました。
↓次に、ボロボロだったマウントやブッシュも交換していきます。
ミッションマウントは純正(「品番11710-76J00」)を使用しましたが、品番を間違えたのか仕様が変わったのか、ナットが溶接されていませんでした。
余っていたナットを使用すれば全く問題ありませんでした。
シフトブッシュはモノタロウで防振ゴムを買って代用しました。何と1個300円程です!
寸法は純正とほぼ同じ。ゴムの質が純正より硬いのでしっかりとしたシフトフィールになりました。
スプリングワッシャーが入っているので供回りせず取り付けも楽々でした。
ミッションオイルは日産純正を使いました。値段が安く1L缶があるのでとても助かります。純正品質で安心感もあります。ミッションへの注入は灯油ポンプで行いました。とてもスムーズで全く問題ありませんでした。
ミッションのドレンとフィラーボルトには液体ガスケットを薄く塗っておきました。
最後に錆びてボロボロになっていたマフラー取り付けボルトをダイスできれいにします。
ところが、やってしまいました。ピッチが全然違います・・・
後には引き返せないので両方やります。
意外にも問題なく締め込めました。ここもアルミグリスをたっぷり塗っています。
ドライブシャフトやシフトリンクも清掃してグリスアップして組付けました。
完成です♪
エンジンをかけてみたところ、異音が無くなり、以前は入りづらかった1速と2速もスコスコ入るようになりました。
初めてミッションの脱着とクラッチ交換を行いましたが、ジムニーの大きさであれば素人でひ弱な自分でも何とかなりました。ただし、初めて脱着する場合は固着に対する覚悟と対策をしっかりした方が良いです。
また、今回ケチって中古&再利用で修理しましたが、1年近く乗った現在はまた異音が出ております・・・ミッション脱着は大変な作業ですので脱着を行う際は、
足回り補修
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・落札したジムニーJB23は、不具合だらけ…
・錆との闘い1
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・錆との闘い4-防錆塗料な日々-
・錆との闘い5-フレーム&ボディ内部の錆止め-
・錆との闘い6-FRPで顔面修復-
・錆との闘い7-ボディマウント補修
・クラッチ交換1-ミッション降し編-
・クラッチ交換2-格安部品交換-
・足回り補修
・要注意!排気バルブが割れている時の排気音
・バンパーカット&ナンバー移動
・車検不合格
・エンジン分解整備1-エンジンヘッドカバー・オイルパン取り外し-
・エンジン分解整備2-オイルポンプケース(タイミングチェーンカバー)取り外し-
・エンジン分解整備3-シリンダーヘッド取り外し-
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何とかミッションを降ろすことができましたので、ダメになっている部品を変えていきますが、普通じゃ面白くないので、下記のとおり可能な限り安く済ませていきます。
- クラッチディスク&カバーは中古
- クラッチレリーズベアリングは再利用
- 芯出しは自作工具
- シフトマウントは激安防振ゴム
そのため、クラッチ交換にかかった費用は6,000円くらいです(笑)
1.クラッチ&フライホイール取り外しまずはクラッチ本体とフライホイールを外していきます。
↓クラッチカバーの板バネはこの部分が折れたようです。
エンジン側にちょうど良い穴が開いているので、そことフライホイールにボルトを2本かけて回り止めをします。
さくさくっと外していきます。ミッションを外した後なので何てことはありません。
クランクリアオイルシールからはオイル漏れはありませんでしたので交換はしていません。同様にパイロットベアリングもスムーズっだったので交換していません。(後になって、交換しておけばよかったと激しく後悔しております・・・)
外したクラッチディスクを見てみると、摩耗が限界まできており繊維が飛び出してきています。摩耗に加えて破損した部品で削られたものだと思われます。
あちこちに傷跡が残されています。
写真に撮り忘れましたが、ヤフオクで1,500円で買った中古クラッチは16万キロ走ったとは思えない程、摩耗も少なく程度が良いものでした。
2.中古クラッチ取り付け
破損したクラッチを取り外したら、中古クラッチを取り付けていきます。クラッチ交換で重要なのはクラッチの芯出しです。芯出しとはクランク・クラッチディスク・クラッチカバーの中心を揃えることで、これが出来ていないとミッションが上手くはまりません。
お金持ちは芯出し用の工具を使いますが、貧乏人は知恵を絞り出すしかありません。色々試してみたところ、クラッチディスクの穴は12mmのソケットがぴったりでしたので、ドライバーに12mmのソケットを差し込み、ガムテープをぐるぐる巻きにして微調整を繰り返して芯出し用ツールを自作しました。
これを使って芯出しした結果、ミッションは一発ではまりました♪
3.ミッションリアオイルシール交換&清掃
次にオイルが滲んでいたミッションリアオイルシールを交換していきます。が、全然外れません・・・マイナスドライバーとハンマーでこじりまくった結果、ミッションケースに傷が入ってしまいました・・・
↑写真はやすりでだいぶ滑らかにした後ですが、くっきりと溝が入ってしまいました・・・
外したオイルシールです。中心部は鉄製のリングが入っており、それを変形させないと全く取れる気配がありませんでした。
オイルシールはケチらずに新品純正部品です。品番は「24780-79001」でした。
新旧比較。新品は良いですね♪
さて、これを打ち込んでいきますが、真っすぐ入れる必要があります。斜めになるとオイル漏れの原因になります。しかも内側が外側よりも高くなっているので、ハンマーなどではゴムが痛みそうです。そこでまたもや貧乏スペシャルツールの登場です。
何とこの塩ビパイプがジャストサイズです!ホームセンターで200円くらいだったと思います(はっきりと覚えていません)。
専用品であるかのように、内径も外径もぴったりです。
一切傷つけずに真っすぐ打ち込めました。
レリーズベアリングも外して清掃し、隙間にグリスをたっぷり押し込みました。
ミッションケースやブラケットなどもきれいにし、錆びているところはラストボンドを塗った後に塗装しました。
清掃前①
清掃後①
清掃前②
清掃後②
新品同様です。
↓ついでにミッションが外れてすっきりした部分もラストボンドとシャーシブラックを施工しました。
すっかり見違えるようになりました♪
4.ミッション組付け
あとは降ろした時と逆の手順で組付けていきます。必死なので写真はありません。降ろすのに比べると特に難しいところはありませんでした。
いきなり組み上がりです。次に外す時に外れやすいように、ボルトやナット、合わせ面などにアルミグリスを塗りこんでおきました。
↓次に、ボロボロだったマウントやブッシュも交換していきます。
ミッションマウントは純正(「品番11710-76J00」)を使用しましたが、品番を間違えたのか仕様が変わったのか、ナットが溶接されていませんでした。
余っていたナットを使用すれば全く問題ありませんでした。
シフトブッシュはモノタロウで防振ゴムを買って代用しました。何と1個300円程です!
寸法は純正とほぼ同じ。ゴムの質が純正より硬いのでしっかりとしたシフトフィールになりました。
スプリングワッシャーが入っているので供回りせず取り付けも楽々でした。
ミッションオイルは日産純正を使いました。値段が安く1L缶があるのでとても助かります。純正品質で安心感もあります。ミッションへの注入は灯油ポンプで行いました。とてもスムーズで全く問題ありませんでした。
ミッションのドレンとフィラーボルトには液体ガスケットを薄く塗っておきました。
最後に錆びてボロボロになっていたマフラー取り付けボルトをダイスできれいにします。
ところが、やってしまいました。ピッチが全然違います・・・
後には引き返せないので両方やります。
意外にも問題なく締め込めました。ここもアルミグリスをたっぷり塗っています。
ドライブシャフトやシフトリンクも清掃してグリスアップして組付けました。
完成です♪
エンジンをかけてみたところ、異音が無くなり、以前は入りづらかった1速と2速もスコスコ入るようになりました。
初めてミッションの脱着とクラッチ交換を行いましたが、ジムニーの大きさであれば素人でひ弱な自分でも何とかなりました。ただし、初めて脱着する場合は固着に対する覚悟と対策をしっかりした方が良いです。
また、今回ケチって中古&再利用で修理しましたが、1年近く乗った現在はまた異音が出ております・・・ミッション脱着は大変な作業ですので脱着を行う際は、
- クラッチディスク、カバーは新品交換
- レリーズベアリング新品交換
- パイロットベアリング新品交換
- ミッションリアオイルシール新品交換
も併せて行った方が間違いなく良いと思います。
またこの作業を行わなければいけないと思うと憂鬱です・・・
次回は、足回り&ブレーキ補修について書いていきたいと思います。
続く↓ ↓ ↓またこの作業を行わなければいけないと思うと憂鬱です・・・
次回は、足回り&ブレーキ補修について書いていきたいと思います。
足回り補修
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